伊豆大島・まっしろなブログ

伊豆大島に本社をつくり、地域おこしの会社をやっています。ぜひ伊豆大島へ!

「野菜」は「お肉」に勝てるの?どうなの?

急に食べ物系の内容になるのですが……野菜がお肉と肩を並べるくらいに人気者になるには、時間か、「ストーリー」が必要なのかもしれないね。っていうお話です。

このニュースを読みました。

糖尿病:「肉食男性」発症の危険性、4割高く- 毎日jp(毎日新聞)

そんなこと言われなくたって大体予想がつくでしょー。という感じなのですが、女性にはお肉と糖尿病との相関が見られないということにちょっとびっくり。ちなみにこのニュースの中で言われている「お肉」というのは、牛・豚という、いわゆる「レッドミート」という類のものです。鶏肉、加工肉(ハム・ソーセージ)は大丈夫なのだそう。

そんなこんなでお肉、特にレッドミートに対する需要は少しずつ減っていく見通しで、実は将来は世界で人口が増えすぎて食料がなくなってしまうのではないかと危惧されているところ、「そんな問題は気にするに値しないよ」という人もいます。1キロの牛肉を作るのに必要な穀物は7キロ、一方、鶏肉ならば2キロの穀物で済みます。

お肉と遺伝子の関係

というか、なんでお肉っておいしいの…?

知恵袋的なところを見ていたら、「なるほど」と思う意見がありました。お肉がおいしいのを遺伝子との関係でとらえているもの。

勝手に解釈してしまうと

  • そもそも、ある程度人間には生き残るためにお肉を求めるように、遺伝子に「お肉を好む性質」がインプットされている。

  • 狩りの能力が高い人、そして、捕まえた動物のお肉を「おいしー」と言って食べられる人が、十分な栄養を得て生き残る

  • お肉が好きな人が多くなる

単純すぎる…?
とりあえず、弱肉強食の時代を生き抜いて来た人はお肉が好きで当たり前だよねーとなるわけです。

お肉を弱肉強食、あるいは「出世」という文脈で見る場合に参考になるのがステーキハウスの存在です。「ステーキ」とか「鉄板焼き」とか、なんだか高級なイメージがあると思うのですが、ニューヨーカーにとってのステーキハウスを見てみると、タイトルからも分かる通りアメリカで最初のステーキハウスは1868年にニューヨークにオープンしたのだそう。理由は単純で、「最もリッチな人達が集まる街だったから」。いわゆる「Aリスト」しか受け付けないお店もあったのだとか。

お肉、特に牛肉のステーキは、著名人が食べるものとして一般の市民から憧れの的になりました。「お肉は成功した人が食べるもの」「ステーキってすごくおいしいらしい」こんな気持ちが味覚に1%くらい影響を与えていたり、いなかったり。
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野菜と「価値づけ」の重要性

お肉が好きな人は多いけど、なんで野菜を好きな人は少ないの?と言われたときに、さっきの遺伝子のくだりで考えてみると、狩りをしてお肉を食べていた人の方が手っ取り早く栄養も取れて生き残って、一方の採集メインの人たちは十分な栄養を取れずに生き延びるのが難しかった。というか、そもそも採集と野菜は別物で、野菜の歴史はかなり浅いです。スーパーで売られている緑系の子たちの中には、江戸時代や明治になって栽培され始めたものが多くあります。急に出てきた生き延びるためエネルギー(タンパク質や炭水化物)の少ない野菜に対して、現段階では遺伝子が拒否反応を示しているのかもしれませんね。

そう考えると、短期的にはお肉やらを食べた方がエネルギーになって元気になれるかもしれないけれど、長期的に見ていった場合、野菜をたくさん食べた方が健康にもなるし、長生きするかもしれない。精神的にも強くなって仕事でも結果を残すかもしれない。なので、もしかしたら遠い未来の世界は、野菜が好きな人が多く生き残って、野菜がお肉の地位を脅かしているのかも

「未来の話なんてどうでもいいから、とにかく野菜を食べないと死んでしまうんだ!」

どうしましょう…?

好みにあったおいしい野菜を見つけるか、野菜ジュースを飲むか、あるいは、気持ちの問題でしょうか。

「価値付け」ってとっても大事だな、って思いました。tokunoribenさんの成功するビジネスの本質についての中に、「確かにそうだよなー」と共感して

ビジネスとして経済的に成功するにはむしろ市場の「再定義」を行った、既存の概念やサービスに対して新しい方向から価値付けを行うことに成功することが大事な場合が多いです。
…(中略)…
「豆腐」を例にとって考えてみると、豆腐は大豆のにがりを固めた物ですという定義で捉えている間では、豆腐はそのままの具材でしかないけれど、
これを豆腐は栄養豊富な「畑のステーキ」であるという新しい解釈で表現すると、豆腐はメインディッシュとしてまったく違うカテゴリに並べることができますよね。

大豆は野菜ではなくて豆類ではあるのですが、とにかく、野菜が嫌いなのはどうしようもないとするならば、とりあえずできることは、食べる側・作る側が共に新しい価値や価値観を共有することなのかもしれません。

それは、生産者の顔が見えるものだったり、二宮尊徳を思い浮かべて「農業にだってストーリがあって、魂がこもってるんだぜ」みたいなものだったり。そうすれば、ほんの少しは野菜をおいしく感じられるかもしれないと思っています。まぁ、こちらはお米がメインですけれども…。。

余談ですが、二宮尊徳、とてつもない精神力の持ち主です。

  • 16歳の時に孤児になって親戚の伯父引き取られる
  • 昼間は仕事をさせられていたので夜に油の灯の下で勉強していたところ、伯父から「貴重な油を使うな」と叱られる
  • そこで二宮尊徳は1年かけて自分でなたねを育てて、その油で灯をともして勉強を始める
  • 伯父から「お前の時間は俺の時間だ。勉強なんていうくだらないことをするな」と言われる
  • しょうがないので、薪や柴を取りに毎日山へ行かされている行き返りに勉強をした

  • 自分の力を試したくなった尊徳は、村にあった沼地を開拓してお米を育てて、1俵分の稲を実らせた
  • その経験によってたくさんの荒れ地を豊かな土地に変え、数年で資産家になる

いや、もう、僕だったら一瞬で折れてます。あっぱれ。