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伊豆大島の天然塩はミネラル分が多い?

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伊豆大島の天然塩

伊豆大島の名物であり、お土産としても人気の「天然塩」。たかが塩と侮ってはいけません。伊豆大島の清麗な海水だけを原料とし、伝統的な製法で作られた天然塩は味のバランスが良く健康にも良いのです。しかも、伊豆大島の天然塩は、かつて伊勢神宮に奉納されていたこともあるのだとか。いかに素晴らしい塩なのかがうかがえますね。

天然塩とは

塩にはいくつかの種類があり、製法で大きく分けると「天然塩」「再生加工塩」「精製塩」の3種類があります。更に天然塩は、天日干しで作る「天日塩」、天日干しの途中から煮詰める「平釜塩」、海水の化石である「岩塩」などに分けられます。

天然塩は、基本的には塩化ナトリウムやマグネシウム等のミネラルとニガリが自然に含まれているのですが、岩塩だけは結晶化するまでの長い期間の中でミネラルの大半が失われてしまっています。ですから、天然塩であればどれもミネラルたっぷりというわけではないのです。

温泉を掘るつもりがお塩に

かつて伊豆大島にて、温泉を掘ろうと深さ約200mまで掘り進んだところ、そこから出てきたのはなんと「海水」でした。温泉にはならなかったものの、美味しい「深層海水」を得ることができたのです。その深層海水を、太陽と風の力で水分を飛ばして濃くして煮詰めてできたのが伊豆大島の天然塩です。

伊豆大島の天然塩はミネラル分が多い?

伊豆大島の天然塩の特徴は、なんといっても「ミネラル分が多い」ということです。

現代における、いわゆる普通の「塩」は高純度の塩化ナトリウムで、100g中99.5gは塩化ナトリウムなのです。つまり、ほぼ全てが塩化ナトリウムで、その他成分(ミネラル)はほとんど含まれていないのです。

一方、伊豆大島の天然塩は純度の低い塩です。100g中の塩化ナトリウム量は86.4gなので、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分がたっぷりと含まれているのです。

大島の清麗な海水を塩田で蒸発させ濃い海水を作り、釜で煮詰めた伊豆大島の塩はミネラルバランスの良さには定評があります。塩化ナトリウム以外の成分が多く含まれているので、塩辛さだけではなくほのかな苦味や甘み、まろやかな旨味が感じられる「美味しい塩」なのです。

オススメの使い方

料理に使い際は、約1%の塩加減がちょうどよい、とおぼえておきましょう。また、天然塩のミネラル成分は有機物と結合することでおいしくなります。

料理に使う場合はなるべく早いうちに入れて20分以上加熱するか漬け込むようにするといいでしょう。しかし、素材によってはあまり時間を置かない方がいいものもあります。例えばおにぎりやサラダなどは、仕上げに乗せる感じに使うのがオススメです。

また、一風変わった使い方としては、「水塩」というものもあります。作り方は、お湯に少しずつ天然塩を入れて、混ぜながら溶かしていきます。塩が溶けきらずに少し残っている状態(飽和塩水)になったら完成です。醤油の要領で、様々な料理の味付けに使うことができますよ。他に、サラサラタイプの「焼き塩」大さじ一杯にいりゴマ大さじ4杯をすり混ぜて作るごま塩は、ご飯のお供にピッタリです。

伊豆大島の塩を使っている都内の飲食店

<カフェ はなのき>

新宿区内藤町11番地(新宿御苑インフォメーションセンター内) 

03-3341-1461
江戸東京野菜をはじめとした都内産の野菜と大島の塩を使ったピクルスやカレーが食べられます。

<海鮮呑屋日本橋 国立店>

国立市北1-14 カルティビル2F 

042-575-7266
「海の精」使用の海鮮居酒屋。他にも、天然手作り醤油や国産大豆の味噌を使うなど、調味料にこだわりが感じられるお店です。

<たびはちCAFE & KITCHEN root(ルート)>

中野区中野3-36-5
スタッフ全員が世界一周旅行経験者というユニークなお店。「熟成塩豚のオーブン焼き」は、海の精で熟成させた塩豚を低温のオーブンでじっくり焼きあげています。

<つぶつぶカフェ+ボナ!つぶつぶ>

新宿区弁天町143-5 

03-3203-2093
野菜と雑穀が主役のヴィーガンベジタリアン料理が楽しめます。オーガニック食材と伝統調味料、塩は海の精とこだわりがたっぷりのお店です。

<すがも園>

豊島区巣鴨3-20-17 

03-3917-2450
厳選された十勝産の小豆と海の精を使った「開運 塩豆大福」は程よい甘さで食べごたえ十分です。

<こうかいぼう>

東京都江東区深川2-13-10 ニックハイム深川 1F 

03-5620-4777
海の精使用のタレと豚のゲンコツ+鶏ガラ+こんぶ+煮干+たくさんの野菜+かつおぶしのスープが美味しいラーメン店です。

伊豆大島の塩一覧

<海の精>

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国立公園内にある塩田で作られた塩で、様々な種類があるのが特徴です。まず、平釜で塩の結晶を取り出す伝統海塩は「あらしお」「あらしおドライ」「やきしお」の3種類があります。一方、日本では珍しい製法である天日の力だけで結晶化させる天日塩は「海の晶 ほししお」と「海の精 ほししお」の2種類があります。漬物専用塩や豆腐専用塩なんて商品もありますよ。

<深層海塩>

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原料は100%伊豆大島の深層地下海水使用、じっくりと結晶化させているので深みがありまろやかな口当たりが特徴です。なお伊豆大島深層地下海水とは、島北西部のケイカイから内陸100m程の場所、地下300mの水脈から汲み上げられています。雨水の地下水よりさらに深い場所、海から浸透した塩水の地下水です。

<オーシャンソルト>

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伊豆大島の地下二百数十mで海水と真水が合流している深層海水を原料に作られた「Flower Of Ocean・シホ」は甘みのあるまろやかな味わいが特徴です。満月の日に取水した深層海水100%で作った特別な「満月のシホ」もあります。

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