スプラッシュ自販機のマーケティング力に脱帽。。
今、CMで『スプラッシュ自販機』なるものがオンエアされています。あれを見て「久しぶりにいいCM見たなぁ~。」と思って、少し考えてみます。
・街中こんな自販機で埋め尽くしちゃってOKです!
多分、ほとんどの人がもう見たことがあると思うのですが…これです。
ボタンを押すと6mの高さから、炭酸飲料の「スプライト」が落ちてきて、取り出し口(?)の水たまりに「バシャーン!!」となる。
こんな感じ。この自動販売機、ランダムに色々な場所に配置されるそうで…いやぁ、一回でいいから体験してみたい!
デジタルサイネージ型の自動販売機の100倍くらいびっくりしますね。これは。
・ネットの広告もユニーク
この「スプライト」、CMの他にもネット上でのバナー広告も出稿しています。それがまたユニークで、なんと、マウスオーバ―(広告の上にカーソルを持っていく:クリックはしなくてOK)するだけで勝手に広告が流れます。
ちなみに内容はこれです。1分30秒くらい!
【スプライト】スプラッュ自販機のすべて - YouTube
これをみるとさらに体験してみたくなります!マウスオーバ―で動画を流しちゃうっていうのがすごい発想。見つけた人はラッキーかも!
・「意志あるお金を回す」
安易にこんな言葉を使ってしまって恐縮ですが、僕はこういったクリエイティブな発想ができる商品、会社に積極的にお金が回っていくべきだと思っています。もちろん、「おいしいから」「使いやすいから」「イメージモデルがかわいいから」という理由でモノを買うのもアリです。でも、それ以外にもモノを買う理由はいっぱいあっていいんじゃないかって思います。
株式に関してもそうだと思いますが、「儲かっている」とか「儲かりそう」という理由だけで投資をするのではなくて、「自分のお金を投資してでもその会社に育って欲しい」という気持ちで投資をするべきだと思います。
儲けることがすべてじゃない、僕はそう思っています。
・社員が楽しそうに働いている会社は素敵
同様に、僕がすばらしいなと考えている会社は、「社員(アルバイト)が楽しそうに働いている会社」です。ディズニーランドのキャストなんかがそのいい例だと思いますが、こういった会社に共通しているのは
「社員に裁量を与える」
ということだと思います。社内の決定事項だけではなく、お客様とお金が絡んだことにおいても、です。
サラリーマンに人気の飲食店『塚田農場』が面白いことをしていて、どういうことかというと、そのお店のお客さん一人あたりの単価が4000円、
「それじゃあ、その1割の400円の範囲内であれば、誰でも好きなようにお客さんにサービスをしていいよ!」
ということで、結構奇抜で面白いことをしてくれます。
・初めての人は確実にビックリします!
僕がお店に行ったときには、よく覚えていないのですが、「地鶏の炭火焼」みたいなものを食べ終わって、店員がそれを下げたと思ったら、
「地鶏の脂がもったいないので、こんなものを作ってみました~」と、その脂を混ぜて作ったガーリックライス(しかもハート型…汗)をサービスしてくれました。
上にグチグチ言われないで裁量を与えられた社員って本当にいい顔をしています。
ちなみに、リッツカールトンなんかはさらにぶっ飛んでいます。トラブル対応に限りますが、2000ドルまで自由な裁量で支出をしていいことになっています。これは有名な話かも。。
・さすが……!
と、ここまで書き終わってふと気づいて…合ってました。
「スプライト」はコカコーラ社の製品でした。
さすが。。「マーケティング力が素晴らしい」の一言。
純粋な日本法人にも、こんな風に突き抜けるような(コカコーラとか、レッドブルとかとか。)製品&PRをどんどん打ち出していって欲しいと心から願っています!!
※追記:『塚田農場』は紹介していませんが、「これすごいなー!」と思う「おもてなし」について調べてみました。
全ての会社やお店がこんな風にお客さんのことを思ってくれていたらどんなに幸せだろうなぁ~と思います。