署名運動が始まった!!
8月2日(金)から、スタジオジブリに国民栄誉賞を贈るために、オンラインプラットフォームのChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)で署名運動が始まりました。
署名するのはとてもかんたんで、
- 名前
- メールアドレス
- 郵便番号
これらを入力するだけ、30秒もかからずに署名することができます。署名(賛同)をすることで、サイト上でアカウントが作成されます。
この記事を書いている段階ですでに署名者の数は1000人にも上る勢いで、(実は1000人が署名の目標なのですが)、上方修正して、1万人、10万人くらいまで署名が集まれば、信憑度もさらに増すし、これほどすごいことはないでしょう!
※目標の賛同数は、8月4日現在で1万人に上方修正されました!
もちろん、宛先は安倍晋三、内閣総理大臣です。
宮崎駿ではなく、「ジブリ」
このプロジェクトをスタートしたのは、勝手にジブリ応援団「ジブリまみれ」を運営している中郷智さんです。今回、国民栄誉賞を贈ろうとされている対象は宮崎駿監督ではなく、「スタジオジブリ」です。それについて中郷さんはこうおっしゃっています。
今回、対象を個人ではなくスタジオジブリにさせていただいたのは、監督だけがアニメーション映画を作っているわけではないという思いを込めています。宮崎監督、高畑監督、鈴木プロデューサーをはじめとし、「風立ちぬ」で色彩設定として再び活躍された保田道世さんなどの職人たちが結集して初めて形になっているのです。
ぼくは長年頑張ってきたジブリのスタッフ全員に、賞を贈りたいのです。
Change.org(ファンの力でジブリに国民栄誉賞を!)
宮崎駿が涙した意味
一人のクリエーターによる視点からの宮崎駿監督「風立ちぬ」感想で、sunagiさんがこんなことをおっしゃっています。
この映画は、クリエーターの罪を、業をなかったことにせず、十字架を背負いながら、それでも優しく「生きて」と言ってくれるのだ。主人公がそう信じたいと思っただけであっても、欺瞞であってもいい。(どう考えても精神世界での話なので)
そのぐらい、世界は優しく作られているのだ。
クリエータは、自分の作ったものが人を喜ばせたり、あるいは、単純に自分が「美しい」と思った作品を作る。でも、それと同時に自分の作った作品を良く思わない人だっている。人を不快にさせる、その人の時間を奪う。
それでも、生きて、自分の選んだ道を進むこと。
鈴木プロデューサーが『風立ちぬ』のことを「これは宮崎駿の遺作・遺書」だといったこと、宮崎駿監督が初めて自分の作った作品で泣いたこと。全てはここに集約されているのだと思います。
自分は、自分が美しいと思った作品を作り続けてきた、でも、それで不快な思いをした人もいるかもしれない。『風立ちぬ』で宮崎駿監督が見せた涙は、スタジオジブリファンだけでなく、ジブリ映画が好きでない人に対する、自分への「断罪」だったのかもしれません。
だから、
このタイミングで国民栄誉賞を贈ろうとする試みは意味があると思うんです。
「ジブリの映画は多くの人を元気付けてくれたよ!日本中のみんなに愛されていたよ!」と。
ぜひ、みなさんの力でスタジオジブリに国民栄誉賞を贈りましょう!!
☆オンライン署名はこちらから!!
→ファンの力でジブリに国民栄誉賞を!